お金の知識

日本国の借金が増え続ける本当の理由

日本が借金を抱えている原因

日本の借金1103兆円
2019年3月財務省発表参照日本経済新聞より)

と、一般的に報道されています。

これが嘘かホントかなど
細かい議論も色んなところでされていますが、

とりあえず嘘かホントかという事は、いったん置いておきましょう。
とにかく日本国が借金を抱えているという事は本当なので。

これは誰でもわかっているハズ。
では、なんで国に借金があるのか?

言うまでもなく、
日本国の収入源は税金です。

つまり

入ってくる税金よりも、
出ていく費用の方が多いから。

これは個人や、
家庭に置き換えても一緒ですね。

収入よりも支出が多いと、
その足りない分を用意するならば
何処かで借入をしなければいけなくなる。

もう当たり前の話です。

税収についてはその年によってバラつきはありますが、
国家の予算は
だいたい毎年約100兆円近い支出になっています。

それに対して入ってくる税収は約50兆円。

これ個人家庭で言うと、

給料の手取りが50万円なのに、
毎月100万円を使っているってことと同じです。

じゃあ、その足りない50万円分はどうしてんの?
そりゃあ、借金ですよ・・・・って事。

日本はどのように借金している?国の資金調達先とは?

国の資金調達方法は
国債を発行することです。

そして、その国債を銀行、金融機関に買い取ってもらうことで、
多くの資金を調達しています。

国債(国庫債券の略)は、あらかじめ満期と
支払わないといけない利子が決まっています。

定期的に利子を払い続け、
満期になったら元本全額を返還します。

ということで、
国は、金融機関に借金をしているということ。

国債って言うなれば
借用書みたいなものです。

ちなみに、金融機関からすれば、
国債を長期保有することで資産を増やすことができます。
だから国債を買うことで、国に投資していることになるわけです。

金融機関にメリットを与えて
国は多くの資金を調達しているということです。

国の借金の原資は国民の預貯金から

もちろん各金融機関は
自己資本を持っていますよ。

でもそのお金は
金融機関が保有している資産のメインではありません。

つまり、
金融機関が保有している資産のほとんどは、
実は「国民が預けているお金」です。

ということは、

金融機関は、実際には私たち国民の預貯金を利用して
国債を購入しているということになりますよね。

つまりこれは、
「国民の預貯金が間接的に国に借りられている」

言い換えると、
間接的に、私たちは国にお金を貸しているってことです。

ほとんどの人が国にお金を貸している・・・なんて
自覚はないんですけどね(苦笑)

(ちなみに私たちが銀行に預金しても
付く利息が0.001%な原因もヒントはここにあります)

なぜ毎年、国の借金が増えていくのか

じゃあ、毎年毎年、
なぜ借金が増えていってしまってるのか。

答えは簡単。

毎年毎年、
収入よりも支出が益々増えていくから。

国の予算で
一番どこに多くお金がかかっているかというと、

「社会保障費」です。
年金、医療、介護、福祉、
子ども、子育て等のための支出なんですね。

これは誰でもだいたい予想はつくでしょうが、
日本は毎年人口が減っていっており、
高齢化が進んでいるから、
どうしても社会保障の費用は増えていきます。

これが一番の元凶でしょう。

そして、
次にお金がかかっているのは、
国債の償還(国の借金の元本の返済)と利払いを行うための費用。

つまり
借金の返済です。

借りては返しの繰り返しで、
これが延々と続いているわけです。

国の借金が増えたもう一つの理由

今までは国家予算の使い過ぎだとか無駄遣いと言われていました。
だから、事業仕分けだの色んな政策がされてきましたが、
実際には益々増えていく一方です。

本当の理由は、
結局のところ、実は「日本の収入が少なかった」から。

そう。税金が少なかったからなんです。

国の予算が毎年約100兆円必要ならば、
同額分の収入がないといけないはずなのに・・・。

日本の税金は安かった

そもそも税金自体が諸外国と比べても
日本は安い国だったんです。

例えば、消費税。

今じゃあ当たり前になっている消費税ですが、
昔の日本には消費税はありませんでした。

日本で初めて消費税が導入されたのは
1989年(平成元年)4月1日
消費税率3%からスタートでした。

昭和の時代の人からしたら、
消費税ができたってことで、
一時期、世間は大騒ぎだったことがあったわけです。

だけど、
そんな大騒ぎの日本とは裏腹に、
海外、特にヨーロッパでは消費税が20%を超えている国が
当たり前のようにあります。

いや。
それでも所得税とかは高いよって言う人がたまにいます。

確かに所得税については、
累進課税制度により日本では、所得が多い人については
40%以上の税率が適用されています。
この税率になると、他の国と比較したら高い水準に入ります。

しかし、
高所得者ほど、けっこう節税対策をされていますし、
それが合法的に施されているわけです。

また、
学生や高齢者など、
所得税の支払義務がないという人達もいるので、
国からしてみれば
所得税は実はあまり大きな税収にはなっていません。

ちなみに日本の国の税金が安かった理由には、
政権維持のためという事がうかがえます。

だって「税金を高くする」とひとたび言うと、
国民心理として、最悪な印象になるからです。

増税するとなると、
国民からすると政府の印象は悪くなるということがわかっているからです。

政府はできる限り国民の考えに沿った行動を取らなければ
政権維持が難しくなるでしょう。

となると、
そう簡単に増税しまくるわけにはいかなくなるということで。

これから日本はどうなる?お金の知識と国民の意識の格差

今後増税に関しても
国民の中でも金融の勉強をしきた人や、
知識がある類の人達だと
ある程度は増税については仕方がないことだと考えることができます。

ですが、日本人の多くは、
そのような考えに至ることが難しいです。

なぜなら金融について日本人は元々詳しくない。

日本人のマネーリテラシーが低いから。

結局、今のような現状を招いたのも、
日本人がお金の勉強、お金の教育をしてこなかったからでしょう。

日本の借金・・・1000兆円を超えるという
もはや個人レベルからしても意味不明なぐらい
莫大な借金として、
結局その代償が跳ね返ってきてしまったというわけ。

政府そのものは長期的な政権を維持できたのかもしれないけど、
日本の財政は、ひどい状態になってしまった。

だからといって、
日本は破産するのか!?

というと、それ自体はちょっと考えにくいです。
なぜなら、
別に他の国から借金しまくっているわけではないからです。

だけど、この日本の借金の影響から、
とばっちりを受けるのは国民。

つまり、現在の日本国内において何も考えずに、
とりあえずお金を貯めているだけなのであれば、
あなたの預貯金は日本の財政と一緒に共倒れしてしまうってこと。

だから国民一人一人が
日本の現状というものをまず認識しなければいけない。

その上で、各自、
自分や家族の将来を守るために、
さまざまな対策をしていかなければならない。

今後、日本は徐々に増税方向に
ならざるをえない状況になっていくでしょう。

それだけでなく、
物価上昇、インフレもあたりまえにあります。
ますます生きるためのコストがかかるわけです。

まとめ

・日本国借金の原因は収入よりも支出が多いから
・高齢化により、これからもますます支出は増えていくから借金も増える
・政権維持のために最初から収入源である税金を安くしていた
・国の借金の代償は国民に。だからこそ各自で対策が必要

 

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