借金問題からの考察

貸した金が戻ってくると思っている自体が大間違い

友人が貸したお金を返してくれない

よく
「友人にお金を貸したが返してくれない」という相談があります。

学生時代からの友人だったからとか、
友人がリストラにあったからとか
会社倒産の憂き目にあっていたとか、

などなど。

とにかく相手が悲惨な状態だったので、
友人として
できるだけのことをしてあげようと思って
お金を貸した等。

年齢も50代過ぎの人が
自分の老後資金の為の貯えの中から、
いとも簡単に友人だということで
お金を貸す。

返済がなくて、
あとからどうしよう・・・
というケースも見受けられます。

何をやっているんだ!?

お金を借りる人にとっては「借りるも、もらうも同じこと」

福沢諭吉の福翁自伝という自叙伝の中に、
いったん自分の手の中に入ったお金というのは
「借りるも、もらうも同じこと」だと。

拝借といって、
借りた以上はこっちのものだと思い
「返す」という気持ちはまったくない。
借りた金も、もらった金も同じ。

という内容が書いている箇所があります。

福沢諭吉といえば、
一万円札の肖像になっています。

その諭吉さんが、
このように書いていたという自体が
かなり面白いと思いましたが(笑)

お金を知人に平気で借りる人の思考は
まさにそのとおりなんです。

仮に、まともな思考で
最初はきちんと返済しようと思っていた人であっても
人はお金に困ると、
思考自体もおかしくなってきますから、

貸す側からしたら、
なんともいい加減なんだと思うような人に
成り下がってしまう場合もあります。

最初から、
実はそれが
その人の本性だったという場合もありますね。

とにかく、
「借りるも、もらうも同じこと」って
お金に関するひとつの教訓でしょう。

お金を友人に貸したけど、
返してもらえないと悩んでいる人、

そもそも、その教訓というのを知らないか、
根本的に
人にお金を貸すとはどいういうことなのかを
知らないということなのでしょう。

いとも簡単に、
平気でお金を借りる人というのは、
お金をもらったと思っています。

それと同時に
平気で返さない人でもあるのです。

お金を借りないといけなくなったということの本質を見極める

だいたいのところですね、

個人的にお金を借りなければいけない人というのは、
もともと何かの失敗があったから、
そのような羽目になったわけです。

その性格とか思考を変えないで、
お金だけを借りても、
なんの解決にもなりません。

そのような類の人は、
また何かしら同じような失敗を繰り返し
何回も人に借りては返さないを続けていきます。

「お金を貸して」と言われたということは、
「お金をちょうだい」とせびられたと同じことだと
考えないといけません。

そこで、
もしひとたび貸すと判断したのなら、
これは貸すのではなく、

もうこのお金は返ってこないものだと、
「あげてしまう」ことです。

あげたものなら、
返ってこなくても腹は立ちません。

貸す貸さないはあくまで自由・感情論や変なプライドは必要ない

お金を貸してと言われて、
潔くあげることができないのであれば、
絶対に貸さないことです。

ちなみに、
プライドの高い人。
ケチだと思われたくない人。
貧乏だと思われたくない人。

べつにお金を貸さなかったからといって
それは何も恥ずかしいことでもなんでもありません。

そう。
恥ずべきことではない。

貸すか貸さないかは、
完全に自由なのです。

個人間でのお金の貸し借りというのは、
複雑に今までのお付き合いの関係が
絡むせいか、
人間なので変な感情論もでてきます。

特にプライドが高い人だったり、
良い恰好したい人って、

逆に、
お金を貸しませんと
キッパリ断れない人というのも
中にはいるでしょう。

でも、
ここで気づいてほしいのですが、

どうしてあなたに
お金を貸してと
相手は言ってきたんでしょうか?

だいたいその時点で相手には
あなたの事を見透かされているもんです。

借りやすい相手だと、
悟られているわけです。

相手からの頼みを断れない人は、
もっとフラットに考えてください。

なぜなら大金持ちでも、
お金を人に貸したくなければ貸しません。

お金があろうとなかろうと、
相手にどう思われようと、

大事なお金です。

それを貸したいとか、
あげたいと思えなければ、
貸さなくても大丈夫です。

あたりまえをわからなくする人間関係・返済できる人は大金を個人的に借りることはない

きちんと返済が出来る人ならば、
大きなお金を個人的に借りることなんて、
そもそもしませんよ。

そりゃ、たまたま財布を忘れたり、
急に入用の時に手持ちが足りなく、
銀行ATMも近くに無い時。

生活での赤字なんかで、
ちょっと借りたりすることもあります。

でも、それは
せいぜい小銭程度でしょう。

大きな金額は、
金融機関で借りますよ。

金融機関で借りて、
きちんと計画的に返済していくことで、
それがまた信用となっていくわけです。

その金融機関の信用自体が無いから
もう個人的に借りるしかない。

つまり、

もともと社会的な信用もないという人に
貸したというわけだから、
そんな人にお金を貸したら
返ってこないのは、もはや当たり前。

1+1は2というぐらい
誰でも当然にわかるレベルのことですよ。

もちろん、
しっかり生きている人であっても、
たまにどうしても
お金が足りないということもあります。

仕方なく借りなければいけないことも
人生の上ではあります。

お金を貸してくれと言われたときに、
先に見極めないといけないのは、
相手に何かしらのアクシデントがあって、
抜き差しならない状態になってしまったのかどうか。

それとも、

もともと相手の生き様がいい加減であったり、
そのために借りる羽目になってしまったのか。

相手がどんな人であるのか、
見極めないといけない。

見極める自信すらもなければ、
最初から貸さない。

変な同情もいらない。

同情するなら、貸すのではなく、
最初からあげてしまうこと。

裁判に持ち込んで返済請求をしたところで・・・

世の中には
人からお金を借りていて、
特に働かないで努力もなく贅沢している人もいます。

借金で苦しんでいる人もいれば、
借金があっても
別に苦しんでいない人もいます。

お金を貸しても返さない相手には、
もちろん返せと
法的手段を使うこともできます。

だけど結局のところ、
返すのは相手本人の意思の問題。

返済に充てる資産が残っていれば、
それを強制執行の手段で
返済させることもできますが、

そもそも返すあてになるものが
なにもなければ、
お金は返ってきませんよ。

弁護士費用やら裁判費用やら、
時間と変な労力だけがかかり、
相手への恨みつらみや、
ご自分に対する自己嫌悪や後悔の念とかで、

嫌な思い、
しんどいことを何年もするってことになります。

それでもよければ
最終的に裁判もアリでしょう。
(金額にもよりますが)

ただ、

個人的にお金を借りて、
それを平気で返さずにいる人。
結局返さないままだと、
そんな人は最後は悲惨な末路で滅ぶんじゃないですか。

なんだか因果応報的な宗教みたいな思想ですけど、
そう根拠として思うに、

まずお金というのは、
だいたいの人は自分の時間や労力をつかって
手に入れるツールです。

生きていくために必要なツールです。

あくまでツールですが、
これは命をつなぐためのものでもあるわけです。

その人様の命をつなぐもの、
人様が人生の時間をかけて手に入れた
お金というツールを
簡単に借りて平気で返さないということは、

これは人の時間を奪う行為と一緒で、
ある意味
殺人に匹敵する行為ではないですかね?

(金融を商売にしている所から借りて返せないのとは全く別の話です)

そのような人が、
最後まで幸せでいれるかなど考えにくいです。

だから、

個人的にお金を貸して、
それを返してくれない相手に対して
返せと、
不毛な裁判を延々続けるよりも、

やってしまったことは勉強代だと思うこと。

忘れるのは難しいかもしれないですが、
今後の人生の教訓にしている方が健全です。

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