もくじ
お金が無いことや貧乏は悪だと考えるそもそもの根拠
収入が少なくて、
ほんとうに自分が欲しいものを
我慢しないといけない。
日常でそんな状態を長く続けている。
毎月のローンの支払いが負担だったり、
借金で苦しんでいるとき。
お金が足りなくて、
どうしようもない。
お金がないとか、
たくさん借金を背負うというだけで、
家の中がグチャグチャになるということについては、
実は、私自身も子供の頃から親を見て理解していた。
「貧すれば鈍する」は真理であり法則だと考える
「貧(ひん)すれば鈍(どん)する」
人は貧乏になると、
賢い人でも愚かになるという
これは、あくまでも「ことわざ」にすぎません。
だけど、
木からリンゴが地面に落るのは当たり前という
あの、万有引力の法則のように、
こうなれば、必ずこうなるよというもの。
世の中にはこのような
法則と呼ばれるものはたくさんありますよね。
「貧すれば鈍する」とは、
これってまさしく法則と一緒じゃないかと!
単なる「ことわざレベル」なんかではないよと。
まさに真理をついているものだと、
確信せざるをえないくらいの
私、金樫にとっては、
経験からくる真実なのです。
貧すれば鈍してきた典型的な人たち
まず人は、
お金が無いと気持ちにも余裕がなくなってきます。
「お金が無い」という苦しみ。
それ自体が深くて、
長らく続けば続くほどに
人間性が下落していきます。
私の親も「貧すれば鈍する」を、
まさに絵に描いたような状態でした。
また、
以前、貸金業界の現場に身を置いて
経験してきた中で見てきた
多重債務で困っている人たち。
債務整理をして、
毎月の支払が以前に比べて
楽になったにもかかわらず、
パチンコなどのギャンブル癖により、
闇金まがいの業者にお金を借りてしまっていたり、
家族の病気、災害などの急なトラブルで、
急なお金が必要になり、
約束どおりの債務整理の支払いが
できなくなってしまったりなど。
借金があるというだけで、
生活していく中で、
様々なトラブルに対する解決能力が
借金が無い人と比べると低い。
つまり経済力が低い分、
経済的に行き詰る確率が高くなります。
そうして、お金に困り苦しみ、貧する。
人間は、ひとたび貧すれば、
ものを見る目も感性も
ありえないぐらいに衰えてしまう。
なぜ借金する人は世間で悪い風なイメージに扱われるのか?その本当のワケ
「貧すれば鈍する」の、
よくある代表例としては、
知人や友人から借りた金を返せずに
逃げ回っている人でしょう。
通常は、
ひとこと「ごめんなさい」と相手に連絡すれば、
貸した相手も少しは待ってくれるでしょうし、
もしそれが、個人ではなく、
法人相手、業者とかであれば、
支払いに関しての相談にも対応してくれます。
なのに、嫌なことから逃げ回って、
払うアテが無いことで本人は頭がいっぱいになって、
ほんの少し連絡することすら
おろそかになったりするのです。
友人や知人だと、なれ合い、変な甘えで、
「別に連絡しないで待たせてもいいか~」など、
一般的にいわれる人としての常識からは
真逆の思考になっていくもの。
言ってみれば、
感性、思考が鈍って、
正常な判断ができなくなってしまうわけです。
本人からしたら、
本当は悪気は無いのです。
でも、貸した方からしてみれば、
誠意がない。
だらしがない。
ふざけるな。
と、あたりまえですが、相手に対してそう思います。
お金が絡まなければ
普段は、良いヤツ。
知人、友人として、
良いヤツだと思うから、
困っていたから、
お金を貸したが、しかし・・・
普段まともな人間であっても、
お金に困ると、
視野が狭くなり、感性も思考も鈍くなる。
その結果、
友人、知人、
世間からの評価が下がるというわけです。
金持ちの周りは金持ち。貧乏人の周りは貧乏人。恐るべし類友の法則と経験から言える事実
金樫自身の貸金業界での経験。
子供の時に自分の親が借金で困っていた経験。
経営者の友人は皆経営者。
金持ちの周りは皆金持ち。
スタンド使いは
スタンド使いに引かれ合う。
(ジョジョ知らない人はスルーで(笑)
のように、
貧乏な家、借金抱えている人、
お金に困っている人の周りでさえも、
同じような境遇の人が多くなってきます。
私が育ったのは母子家庭でしたから
母親も、母子家庭の知人友人が多かったです。
そして、
親がお金に困っているはずなのに、
なぜか、私の母親あてに「お金を貸してくれ」と、
言ってくる友人(母にとっての友人)
知人もいました。
まだ幼い私がいる前で(小学生ぐらいだったかな)
母親と、その友人が
お金の貸し借りの話をしている現場に
遭遇したこともしばしば(苦笑)
そして私自身も社会人になり、
勤め先が借金問題に対応するところだったからか、
借金の相談は、
私のところにプライベートでも多くありました。
ご近所さんからの紹介であったり、
中学、高校時代の同級生絡みであったり。
借金問題解決スタンド能力でも
発動してんのか!?と思ってしまうぐらい
(スタンド・・・ジョジョ知らない人は検索で調べてください笑)
プライベートでも
私を頼りにいろんな相談がありました。
そうした経験からの結論として、
お金に困る事は、本当にダメ。
ロクなことはない。
家庭が崩壊する元凶になる。
人の精神の働き、思考回路も狂っていく。
とにかく、
お金の悩み、お金の困りごと、
お金の不安をずっと抱え込んでいるということは、
人生においてよろしくないのですよ。
お金に困るとアホは「さらにアホになり」賢い人は「それなりのアホ」になると認知機能テストから判明した話
経験からの
結論を一言でいえば、
「お金の悩みを抱えていたら人はアホになる」
ということです。
これは、あくまで自分が経験してきた中での
結論にすぎませんでしたが、
実は、この結論を
科学的に裏付けられる話があるということを知ったので
紹介します。
実は、お金の心配が知能指数を下げる
この話は、
クラウディア・ハモンドさんという
心理学者が出している著書の内容なんですが、
2004年に心理学者の一団が、
インドのとある農家にやってきて、
その農家に携わっている人達
約500人に認知機能テストを行ってもらったとのこと。
農家なので、
一年を通じて収穫期というものがありますよね。
その収穫期の前後で、
借金をしないと生活ができないぐらい
苦しくて貧乏な時期と、
さほどお金の心配がない時期があるわけです。
いうなれば、
お金の心配を「する時」と「しない時」です。
(551の豚まんがある時無い時~みたいなね。
関西人しかわからないCMネタだな苦笑)
要するに、
認知能力テスト調査の結果、
心配を「する時」と「しない時」では
ストレスへの影響がかかるために、
知能指数。
つまりIQのスコアに差が出ていたとのことです。
お金がなかった時のIQスコアが
お金を受け取った時のスコアとくらべて
低くなっていたということです。
お金の心配が視野を狭める
また、他にもハーバード大学の心理学者の人が、
お金の心配がある人は脳内の
「帯域幅(たいいきはば)」が
狭くなっているということが、
研究によって解明されている。
と、そんなことが書いてました。
ちなみに、
帯域幅って何?かというと、
私なりに超ざっくりな説明ですが、
例えるなら、
スマホなどの携帯通信の
「通信速度」みたいなものです(笑)
通信速度が早ければ良いですよね。
逆に悪ければイライラしませんか?
学者ではないので、
細かい何とかヘルツみたいな
周波数の話は省略しますが、
脳内において、
その帯域の幅が狭いと、
ものごとを考える知能が低下し、
逆に帯域が広くなれば、
知能、集中力、
考える力が向上するということでしょう。
他にも
クラウディア・ハモンドさんの本に
色々書いてました。
科学的に実験していた結果が書かれていて
本の内容は細かいので、
人によっては読むのに疲れるかもしれませんが、
お金に関すること。
今まで自分の経験から得た、結論が、
まさに科学的根拠があったことを知って
私としては「おお!!」という感想でした(笑)
だから!
いつまでも
お金の心配はいけないのである。
人はお金に困ってはいけない。
人生をよくするためには、お金の悩み、
将来の経済的な不安解消は不可欠なのです。
逆に言えば、
解消せずにいつまでもダラダラと
お金が少ない、困った状態に慣れていけばいくほど、
どんどんアホになるし、そのアホゆえに、
人生の判断を見誤る確率も高くなってしまうでしょう。
■金樫が読んだ書籍はコレ
参考
MIND OVER MONEY
―193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
クラウディア・ハモンド著
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